今注目のボタニカルアートとは?
最近趣味としてボタニカルアートをやっているよという声を聞くことがあります。
しかしボタニカルアートと聞いてもピンとこない人のほうが多いようです。
このボタニカルアートというのは、植物画という意味で、植物の茎、葉、花などを「実物大」にその植物の見た目通りにかきあげる絵のことを言います。
植物もよく見ると葉にギザギザがあったり葉脈が細く繊細に入っているなど、非常に細かく書かなければならない部分が多いのです。
拡大図や断面図という状態で書くこともあるので、植物のことをよく理解できる絵ともいえます。
水彩画とは異なり、植物以外、背景や花瓶、そのほか景色の中に入っているものを描かないという特徴も持っているのです。
1枚の紙に1種類の植物画を描く、それがボタニカルアートの基本といわれ、美術の心得がない人、絵心がないという人にもおすすめできる趣味となります。
植物をとにかくそのままに細かく描く
ボタニカルアートは、15世紀辺り船で新しい土地にわたり、そこに自生している植物を的確に記録するために、詳細に書いたことから始まっていて、図鑑に描かれる絵のように書くのが特徴です。
植物の魅力、みずみずしさ、持っている魅力もそのままに絵へ移しこむので、リアルさを高く感じる絵ともいえます。
現代は近くに自生する植物を見ることも少なくなり、植物を見るという余裕もなくしている人が多いです。
ボタニカルアートを行うことで、自然、植物、花などに目を凝らすことになり、その美しい植物の魅力に気が付くと、心の癒しを感じるといいます。
また細かい部分まで綿密に描写することが必要となるので、集中して植物を見つめ描くということの繰り返しです。
集中力が付き、心が癒されるという意見もあります。
美しい花を描いたり、植物や野菜などを描くことが多く、額に入れて飾っておいても心を和ませてくれるのです。
若い人がこのボタニカルアートにはまっているということも聞きますが、大人のぬりえ同様、何も考えず没頭できる楽しさがあるのだと思います。
どうやって始めたらいい?ボタニカルアート
今まで絵を描いたことがないという人は、お近くにボタニカルアートの教室があれば教室に通ってもいいと思いますし、また通信講座なども多くなっていますので利用される方が多いです。
自分で自由に楽しむこともできるので、書き方の入門書等購入してトライしてもいいと思います。
必要となる道具は、水彩絵の具、筆、用紙、パレット、鉛筆、それに植物を細かく観察することが必要となるので、ルーペを持っていると便利です。
ボタニカルアートのセット商品もありますので、初心者の方はこうしたセット商品を購入して初めてもいいと思います。